
ルビー装飾の親王の帽子
狐の皮、ルビー、高さ17㌢、直径32㌢、清代、一級文物
清の時代、支配下にあったモンゴルの王族がかぶった帽子。頭上に突起がつく伝統的なモンゴルの帽子の形をしており、丸く平らな上部は赤い糸で装飾され、5匹の龍が昇る精巧な金細工の上には、大きなルビーをあしらっている。遠くからでも目立つデザインは、大草原の中で他の民族と見分けるためであったとも言われている。
頭を覆う部分は暖かいキツネの毛皮製で、厳しいモンゴルの冬を物語る。草原の民は、動物の毛皮やヒツジの毛で作るフェルトなどで服や移動式の住居「ゲル」を作った。他民族の支配を受けてもなお、モンゴルの伝統文化を守ろうとする心を見て取れる品であろう。









by iza2061
一級文物